平倉社会保険労務士事務所
東京都文京区後楽2-16-10-302

定期健康診断のすすめ

kensin皆様、お盆休みはどう過ごされましたか。私は特別な事はせず、家でゆっくりしていました。台風も来ましたし。

ただ、唯一やった事としては、定期健康診断があります。毎年のお盆休みに受けるようにしているのです。

企業も、「常時雇用する労働者」には、毎年1回の定期健康診断を実施する義務があります。

〇定期健康診断の対象者
労働安全衛生法で、常時使用する労働者には、1年に1回の定期健康診断を実施する義務が定められています。ここでいう「常時雇用する労働者」とは、いわゆる正社員と、所定労働時間が正社員の4分の3以上の人です。社会保険加入者は、定期健康診断の対象になります。

〇定期健康診断の申し込み、実施方法
加入している健康保険組合によって違いますが、協会けんぽを含む多くの健康保険組合が、毎年4月に、対象者一覧を添えた実施案内を送付してきます。それを元に、各人が健康診断を提携している病院を選び、受診します。
人数が多い事業所では、申し込めば巡回健診といって、健康診断をする車を出してくれる場合があります。健康診断を実施してくれる機関と相談ですが、ネットで調べた範囲では、20人以上で、健診カーが置けるスペースが確保できれば車を出してくれるかもしれません。
また、健康保険組合が自前で健康診断の施設を持っている場合は、そこで実施ができる場合があります。

〇年間のスケジュールに組み込む
さて、8月下旬の現時点でまだ健康診断の申込もしていないという人は要注意です。原則として来年の3月末までに実施すればいいのであと半年以上あります。ただ、このまま何もしないと、ズルズルと時が過ぎ、結局実施しないとなってしまうかもしれません。現時点で実施を確認できていない人に対しては、申し込みをするよう促した方が良いです。

実施のコツは、「健康診断は〇月にやる」と自らの、あるいは会社全体のスケジュールに組み込むことです。そうすれば、定期健康診断の案内が来た時点で申し込みが可能です。実は私も、以前は申し込まずに放置して、結局やらなかったという年が多かったのです。
ある時、「8月のお盆休みなら、仕事への影響も少なく、すいているから予約も取りやすいのではないか。」と思いやってみたら、予約もスムーズで仕事への影響も皆無だったのです。それ以来、毎年お盆休みに実施しています。

その人や会社の状況により、健康診断を実施しやすい時期は違います。それでれの人が、それぞれの都合で実施しやすい時期をにらみながら決めればいいです。個人申込の企業であれば、「毎年〇月は健康診断実施強化月間」と定めて、実施を促すのも1つの方法でしょう。

平倉社労士 東京都文京区の社会保険労務士 就業規則、雇用安定助成金 (hirakura.net)

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