カスハラが起こった時の対応策

令和8年10月より、企業はカスタマーハラスメントの防止策を策定することが義務となりました。
 主な内容は次の3点です。
 ・就業規則(またはハラスメント防止規程等)に、カスハラの具体例や企業が毅然とした態度で臨むことを明記する。
 ・企業のトップが、カスタマーハラスメントは許さないというメッセージを策定し、従業員に周知する。
 ・相談窓口を設置し、相談を受け付け、必要に応じて改善策を取る。

 ここまでは、多くの企業でやっていだいていると思います。
 ただ、実際にカスタマーハラスメント、あるいはその疑いがある行為を目の当たりにした時、会社、あるいは現場としてどう対応したらよいのか。
 これは、事前に対応策を決めておかないと、なかなか行動できないかと思います。
 会社内でマニュアルを作成すればいいかもしれませんが、作成するのは大変です。

そこで参考になるのが、東京都が公表しているマニュアルです。いろいろなサイトをみましたが、このマニュアルが一番わかりやすかったです。

カスタマー・ハラスメント対応マニュアル
 

Angry customer pointing at employee beneath Japanese customer service counter sign
A tense electronics-store dispute unfolds as an angry customer confronts a customer service employee.

このマニュアルの6ページ、(2)初期対応(組織対応の基本的なポイント) では、次の5項目に分けて、対応策を示しています。
 ア 複数人で対応
 イ 相手の主張の傾聴
 ウ 要求内容の特定
 エ 事実関係の確認
 オ 対応内容の記録・情報共有
この項目に沿って、各社の実情を踏まえた内容を書き入れれば、いいマニュアルができることでしょう。

いちばん重要なのは、ア 複数人で対応 です。東京都のマニュアルでは、対面でのカスハラを想定した記述になっています。
企業によっては、対面だけでなく、電話、メール・チャット、web会議など、さまざまな方法で顧客と接していると思います。
それぞれの場面で、
 担当者一人にさせない
 会社として組織的に対応する
という観点で作成していくのがよいでしょう。

平倉社会保険労務士事務所をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む