キャリアアップ助成金
有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者等の、企業内でのキャリアアップに取り組んだ企業が受給
・受給額
ア 正規雇用等転換コース
①有期⇒正規 1人当たり57万円(大企業は427,5000円)
②有期⇒無期 1人当たり28.5万円(大企業は213,750円)
③無期⇒正規 1人当たり28.5万円(大企業は213,750円)
生産性向上の要件に該当すれば、加算あり。
※平成29年6月21日現在
イ 多様な正社員コース
有期契約労働者等を多様な正社員に転換または直接雇用した場合。
①有期⇒多様な正社員(勤務地・職務限定正社員、短時間正社員)
1人当たり40万円(大企業は30万円)
②無期⇒多様な正社員
1人当たり10万円(大企業は7.5万円)
③多様な正社員⇒正規
1人当たり20万円(大企業は15万円)
※平成28年2月10日改正
そのほかにも、
人材育成コース
処遇改善コース
健康管理コース
短時間労働者の週所定労働時間延長コース
があります。
特定求職者雇用開発助成金
ハローワーク等の紹介により、60歳以上の人や障害者等の就職困難者を雇い入れた企業が受給。
・受給額
60歳以上の人、母(父)子家庭の母(父)等 60万円(大企業は50万円)
重度障害者等を除く身体・知的障害者 120万円(大企業は50万円)
重度障害者等 240万円(大企業は100万円)
※短時間労働者の場合は、金額が異なります。
雇用調整助成金
売上低下などにより事業活動の縮小を余儀なくされる中、休業や教育訓練を行い雇用の維持を図っている企業が受給
・受給額 例
従業員10人を1ヶ月(22日間)教育訓練を行い雇用の維持を図った場合
(休業分7,830円+教育訓練分1,200円)×10人×22日間
=(7,830+1,200)×10×22
=1,986,600
200万円弱を受給
※休業分7,830円の部分は、企業の賃金総額や年間出勤日数により異なります。
平成25年12月現在の支給額をもとにした金額。
助成金を受給するにあたっての注意
・それぞれの助成金にはいくつかの要件があります。要件を満たさない場合は受給できません。
・事前に計画を出したり、期限までに支給申請しないと受給できない場合があります。
・助成金のためだけに、無理に従業員を雇入れたり、制度を作ったりすることは、継続的な事業活動のマイナスになることもあり、お勧めできません。