労働組合の執行委員長を経験した私が、春闘の話題に触れないわけにはいきません。
3月17日に大手企業が一斉に回答しました。各社の回答を見て「明暗が分かれた」という印象を持ちました。
〇業界ごとに明暗
新型コロナウイルスの影響が大きく出た結果と言えます。比較的早く業績が回復している自動車や電機といった業界と、未だに多くの影響を受けている航空や飲食業界で大きな差が出ました。
トヨタ自動車などの自動車各社は賃上げや一時金についての満額回答が見られました。一方航空業界では、回答予定日にも回答が出ず、継続協議をしているところもあります。
〇「官製春闘」終了
安倍前総理大臣は、経済界に対して春闘の賃上げを要請し当時は「官製春闘」などと言われました。ただ、昨年からの新型コロナウイルス感染症によりトーンダウン。賃上げよりも雇用維持に舵を切った印象です。
大手企業の春闘は区切りがつきました。これから中堅・中小企業の春闘が中心になってきます。
平倉社労士 東京都文京区の社会保険労務士 就業規則、雇用安定助成金 (hirakura.net)
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