ここ最近、リスキング という言葉をよく見聞きします。いわば「流行り」です。
ただ、ほかがやっているからと言って、自社で安易に始めてもうまくいきません。
「何のためにリスキングをするのか」という目的を決める事が成功のカギになります。
〇リスキングとは
Microsoft社のBingというAIで検索すると、以下のように出てきました。
「新しい知識やスキルを学ぶことです。
技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、今の仕事から別の仕事に移る場合や、
今の仕事で必要とされるスキルが大きく変わる場合に、リスキングが必要になります。
リスキングは、自分のキャリアをより良くするためにも有効です。(以下省略)」
リスキングと似た言葉で、リカレント(あるいはリカレント教育)というものがあります。
これは、社会人になった後でも、仕事に必要な知識を自ら学ぶことを言います。
退職あるいは休職して学びに専念する場合もあります。
リスキングは会社主導、リカレントは労働者自身で行うというイメージがあります。
〇なぜリスキングが必要なのか
デジタル技術の発達もあり必要とされる知識やスキルの新陳代謝が早くなっています。
そのスピードは想像できません。
日本の場合は、研修と言えばOJTが主流で、今までの技術の習得が主でした。
しかし、それでは変化の激しい社会では対応しきれないので、新しい方法が必要になってきました。
日本は、「現場・現物主義」が主流です。そこにはいい面もあります。
ただ、新しいものを生み出すためには、体系的な知識が必要になってくるのです。
〇リスキングの目的は
ビズリーチが2021年11月(254社回答)に行った「リスキングに取り組む理由(経営課題)は何ですか?」という問いかけで、いちばん多かったのが
事業成長や新規事業に必要なスキルを持った人材を育成するためでした。(75.4% 複数回答)
リスキングの内容としては、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関するものや、データ分析といったものが多いようです。
既存事業の躍進や新規事業への進出のためには、上記の2つが必要となる事が多いのでしょう。
だからと言って、安易にこの2つのリスキングをしても、効果が出ないかもしれません。
リスキングはあくまでも手段です。
「何のためにリスキングをするのか」という目的を明確にすることが一番重要です。
平倉社労士 東京都文京区の社会保険労務士 就業規則、雇用安定助成金 » blog (hirakura.net)
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