新年最初のブログがこのような記事になってしまい残念です。
実は昨年から、無料求人広告掲載をうたった詐欺まがいの行為が広まっています。
相談が多いのか、厚生労働省でも下記の通知文を出し、注意喚起をしています。
〇具体的な経過
まず、「求人広告を一定期間無料で載せませんか」という電話がかかってきます。
それに応じると、FAXで申し込み用紙が送られてきます。
必要事項を記載し、FAXで返送します。
そして、無料期間が経過したころ、多額の請求書が送られてくるのです。
FAXで返送した申込用紙をよく見ると、小さな文字で、
「無料期間を経過した後は、有料掲載に移行します。」
と書いてあったのです。
ただ、電話では無料掲載期間後は自動的に有料掲載に移行することは説明されなかったので、気が付かなかっ人が多かったようです。
〇トラブルに巻き込まれないためには
そもそも、求人広告を掲載するのにお金を取るのは合法です。
最初の一定期間だけ無料にすることはあるかもしれませんが、民間企業がずっと無料掲載したら商売になりません。
申込書をしっかり読み、わからないことがあったら質問し、納得してから申し込むべきです。
〇電話でお金の話が出たら詐欺だと思え
オレオレ詐欺に引っかからないための鉄則ですが、このようなトラブルに巻き込まれないためにも教訓になります。
そもそも、いきなり電話をかけてきて、初めての事を説明され、すぐに決断を迫るのはフェアなやり方ではないでしょう。
仕事中に電話がかかってきたら、電話のために仕事を中断しなくてはなりません。とても迷惑です。
そんな状況で取引をするのです。上で「申込書をしっかり読んで」書きましたが、突然の電話ではそのような考えになりにくいです。
当事務所は
「電話をかけてきた業者とは取引しない。」
と決めています。
参考にしていたたければ幸いです。
平倉社労士 東京都文京区の社会保険労務士 就業規則、雇用安定助成金
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